自分の知らないうちに自宅を売却されてしまった! 3
旦那さんの決断
とにかく誰にそそのかされて自宅の名義を失ったかを知らないと対処の仕様がありません。
お客さんに話を伺うと、金融ブローカーとどこかの弁護士も関わっているようです。
重要な書類は全てその弁護士に預けたそうだ。
早速弁護士事務所に向かい書類を返却するように伝えると、詐欺の片棒を担いだ自覚があるのか一言も反論せずに全ての書類を出してきました。
もっと大ごとにしてもよかったのですが弁護士から損害を被ったわけでもありませんし、私の仕事は失った自宅の名義を回復することなので、弁護士に対して悪事を追及することは止めておきました。
残るは金融ブローカーです。
ここからは懇意にしている弁護士の助けを借りて法廷での決着です。
法廷での2か月ほどの交渉により、こちら側は詐欺で訴えない事と、ブローカーは全額ではありませんがだまし取ったお金を返すことで和解に持ち込み解決することができました。
一件落着と言いたいところですが、一連の騒動によりお客さんの多額の借金が旦那さんの知るところになり、旦那さんは返済不能という判断で自宅は売却する選択を取りました。
だた、売却により借金は解消され、今は一家平穏に暮らしています。